「無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故」の読みかたと意味

読みかたは以下のとおりです。

無苦集滅道むくじゅうめつどう
無智亦無得むちやくむとく 以無所得故いむしょとくこ

この文の意味をみていきましょう。

無苦集滅道(むくじゅうめつどう)
「苦集滅道」も無い

「苦集滅道」は四諦の道理であり、お釈迦様の智慧の結晶です。

苦:迷い、苦しみ
集:より集まった苦の原因
滅:原因を滅する
道:幸福への道

人生の多くは「苦」に満ちています。その「苦」の原因を「集」めて「滅」しなければなりません。そのためには正しい「道(八正道)」を歩むことなのです。

つまり「苦集滅道」とは、八正道の実践によって正しい眼を養い、正しい生活を送ることで「苦集」の世界から離れて彼岸へ渡ることができるということです。

お釈迦様の智慧の結晶である「四諦(苦集滅道)の道理」も無いとするのはどうしたことでしょうか。
前段と同様、私にはこのくだりについては、お釈迦様の教えが正しく伝わっているとは思えないのです。
無智(むち)
(般若の)智慧では無い知識
亦(やく)
また
無得(むとく)
(真相を)得られない
以(い)
~を以(もっ)て
無所得(むしょとく)
自己保存の欲望を無くす
故(こ)
~ゆえに

意訳をまとめると…

苦集滅道もない
単なる知識では真相が得られない
それは自己保存の欲望を無くさずには智慧を得ることはできないからだ

という意味になります。

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