「色不異空 空不異色」の読みかたと意味

読みかたは以下のとおりです。

色不異空 空不異色しきふいくう くうふいしき

この文の意味をみていきましょう。

色不異空(しきふいくう)
色は空と異ならず
空不異色(くうふいしき)
空は色と異ならず

これでは何のことかよく解らないですね。
以下に解説していきます。

色と空を物質的に捉えていきましょう。

色:いろとして認識できる「目に見えるもの」
空:いろとして認識できない「目に見えないもの」

よく「空」のことを「実体のないもの」と解釈されていることが多いですが、実体の無いものであれば「無」でも良かったはずです。

ではなぜ「無」とせず「空」としたのでしょうか

「無」としてしまうと、本当に何も無くなってしまいます。「空」とするところに大きな意味があります。

「空」とは目に見えないが実体として存在するものを指しています。

例えば空気は目に見えませんが、我々人間を含めた動植物を生かしてくれています。空気があるから光を反射することで明るくなり、空気が振動するから音として我々に情報を伝えてくれます。

また電波も目に見えませんがテレビを映すこともできますし、無線で通話することもできます。またPCやスマホなどで情報を交換することもできます。

このように、目に見えないから「無い」のではなく、目に見えなくとも実体が存在することから「空」と表現されたのでしょう。

こうみると、目に見えないものと目に見えるものは本質的には同じものであるということができます。

つまり「空」と「色」は異なるものではなく、同じように実体のあるものであるということです。

意訳をまとめると…

目に見えるものがすべてではない
目に見えないものも実体として存在するものである
そしてそれらは本質的には同じものである。

という意味になります。

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